薬剤師が転職するとき、自力で応募先求人を見つけて転職活動を進めるか、それとも転職エージェントに相談しながら転職先を探すのか、色々と選択肢はあるかと思います。
もちろん、置かれた事情は人それぞれなので絶対的な正解はないですけど、自身が薬剤師の転職エージェントとして働いた経験を元に、一体どうするべきかという視点でアドバイスしますので、ぜひ最後までご覧になっていただければ思います。
薬剤師は自力で転職すると損しやすい
薬剤師が転職する場合の方法って大きく3つに分かれます。
- 自力で活動する
- ハローワークを利用する
- 転職エージェントを利用する
どの選択肢でも一見問題なさそうですけど、じつは薬剤師が効率よく転職するなら、圧倒的に転職エージェントを利用するべきなんです。
どんな年齢層、キャリアの人でも通じることで、例外はありません。
転職エージェントを利用する最も良い点は、自分が主体的に動く必要がないことです。
ココが一番のポイントで、うまく転職エージェントの人に働いてもらって、自分は転職活動にあまりリソースを使わずに転職活動を進めながら、その他のことをできる余力が生まれることです。
どれだけ利用してもどうせ無料なので、ひとまず使っておくに越した事はないということです。
転職エージェントではなく、ハローワークを利用するのはどうなの?
ハローワークは、国(厚生労働省)が運営する総合的雇用サービス機関なので、公開されている求人内容の信憑性は高く、雇用条件のトラブルが起こることもまずないので、安心して利用できる手段ではあります。
ただ転職エージェントに相談する場合と違うのは、気軽に相談できないことと年収交渉や条件交渉などの込み入った話ができないことです。
あくまで、求人先を紹介してもらえるだけです。
紙面だけの情報を受け取れるだけで、そこから先の+αの情報や、第3者の視点からみた客観的なアドバイスなどは絶対にもらえないので、総合的に受け取れるサービス量を考えると、やはり転職エージェントに軍配が上がります。
自力で転職するのをオススメしない3つの理由
- 情報量が少なくなる
- 面接後に断りづらい
- 全部やるので面倒になる
1つずつ解説します。
情報量が少なくなる
人は何か調べたり考えたりするときに、必ずと言ってよいほど自分本位に物事を考えてしまいます。
たとえば、英語を学ぶために英会話教室に入ろうと考えた人にとって、直接海外に行ってリアルなコミュニケーションを通じて学ぶことや、Zoomを利用した外国人とのオンライン英会話は視野にないため、自分だけの偏った視点になりがちです。
転職活動でほしいのは客観的な視点、言い換えると自分では発見しづらい視点です。
転職活動のために、わざわざ自分を客観視する能力を上げるのはちょっと大変ですし、転職エージェントを利用すれば、色々と情報を提供されている間に「こんな考え方もあったのか」と新しい視点を取り入れることもできるので、何より自身の成長にもつながります。
面接後に断りづらい
薬剤師の転職市場については、まだまだ売り手市場です。
もちろん、大手製薬会社や何らかの事情で好条件の求人については例外ですけど、基本的にはどこも人手不足なので、面接に行って最低限のアピールさえできれば採用の連絡はもらえます。
希望していた1社の面接に行き、無事に採用の返事をもらった場合は特に問題ないですけど、複数の会社の面接に行っていた場合は、入社する会社以外の内定を断る必要性が出てきます。
そんな状況がゆえに、面接後に自分の代わりに内定辞退を代行してもらえる転職エージェントは頼もしい存在なんです。
全部やるので面倒になる
転職活動は思っている以上にエネルギーを使います。
転職活動している最中も現場で働いている人がほとんどなので、スキマ時間を有効に活用しながら転職活動しなければいけませんし、そんな忙しい環境下で全部自分でやるのはちょっとナンセンスです。
転職活動に限らず、住む家を探すときや英語を学ぶときなどと同様に、誰かの手を借りながら転職活動するのがもっとも効率よく動けことは間違いありません。
自分が仕事をしている日中の間に求人をまとめて送ってくれたので夜に隅々まで確認することができたり、仕事が終わってメール、LINEを確認すると希望していた求人先の面接日が決まっていたなど、とにかく効率よく転職活動ができます。
薬剤師は転職エージェントを積極的に利用するべき
世間では薬剤師は転職エージェントを利用しないほうがいいなど、色々な意見が飛び交っています。
ただ私自身が薬剤師の転職エージェントとして働いていた経験から言えることは、薬剤師さんは無料で利用できるので、絶対に使っておいて損はないということです。
むしろ転職エージェントを利用していたほうが、圧倒的に効率よく転職活動できますし、自分にはない視点で客観視なアドバイスを受けることができるため、ぜひ判断に迷った際は思い出していただければと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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